1973-07-06 第71回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第10号
こうした集積被害を防止するため環境基準の考え方を導入いたしておりますけれども、欧米で見られますような実効ある、いわゆる基準的な環境基準という考え方を導入します場合、わが国の場合は排出が許容される基準というのがございまして、これを中心に対策が進められておる関係上、わが国の環境基準は、どちらかといいますと環境目標的な基準になっているわけでございます。
こうした集積被害を防止するため環境基準の考え方を導入いたしておりますけれども、欧米で見られますような実効ある、いわゆる基準的な環境基準という考え方を導入します場合、わが国の場合は排出が許容される基準というのがございまして、これを中心に対策が進められておる関係上、わが国の環境基準は、どちらかといいますと環境目標的な基準になっているわけでございます。
しかも、この基準設定は、集積被害に対して何ら対応できない欠陥を持っていることを明らかにいたしました。また、かえって、基準以下であるならば免れて恥なしという事態を一そう助長したのであります。よって、政府は、さらに別個に環境基準なるものを設定して対処しようとしているのでありますが、はたしてこの基準の設定と運用にどのような十分の配慮が織り込まれているのか、厚生大臣にお答えいただきたいと存じます。